セトリングとは?

みなさんはセトリングという言葉を聞いたことはありますか?
セトリングとは、ログハウスのように自然の木材をそのまま使用する建物で起きる現象です。
木は生きているということは皆さんご存じかと思いますが、実は伐採後の木材も結構変化します。
例えば、夏は高温多湿により木材が水分を含み、逆に冬には乾燥してギュッと隙間が無くなります。
これによって、暑い夏を過ごしやすく、冬は隙間風を通さないようになるので、日本では木材を使った建物が気候に合っているのです。
このように木材は日々変化する建材で、木材に含まれる水分(含水量)は徐々に年々減っていきます。
ログハウスのように自然の木材を積み上げて造る建物の場合、木材の含水量が減っていくと、建物を支える壁が徐々に下がります。
この現象がセトリングです。
セトリングにより、建築後にログハウスの高さが低くなることは、予想以上に影響があります。
特に、完成後3年以内が影響が多く、建物全体の高さの2~3%も縮むと言われています。
例えば、平屋のログハウスでは高さが280cm程度ですので、2.5%では7cmにもなります。
完成直後の方が影響が大きいのは、木材を伐採した直後の方が含水量が多く、水分の蒸発による影響が大きいからです。
(乾燥させた建材用の木材でも含水率は15%くらいあるのが一般的で、JASの規定では構造用製材で含水率は20%以下と決められています。)
また、ログ材の自重によってログ材とログ材の密着性が高まることにより、ログ壁が下がってきます。
セトリングの対策としてはあらかじめセトリングを想定して建物を造っておくことが必要になります。
弊社では高い実績を基にしっかりとしたセトリング対策を行っています。
ドアや窓などの建具回り、柱、階段まわりなど、壁が下がってきたとしても調整できるようなスペースを確保しておき、メンテナンスの中で対応してきます。
セトリングによる影響は日差しがどれくらい当たるかやストーブなど使用の有無などによって変わってくるので、難しい面もありますが、
時間をかけて正しいセトリング対策とメンテナンスを施すことで、セトリング終了後に、ログハウスはより完成度の高いものになっていきます。